工事ブログ

電動工具は使いません!昔ながらの大工道具で構造材を加工します🔨

2024.06.07 工事ブログ

広島県の梅雨入りはだいたい6月6日頃と予想されていましたが、

平年より遅い16日ごろになりそうです🌧️

じめじめ暑いと汗が蒸発しにくく、知らない間に熱中症になって

いることがあります

室内・室外問わず、ぜひ意識的に水分補給を心掛けてくださいね(●’◡’●)

 

 

今日は久しぶりにプレカット材ではなく、一枚の大きな板から構造木材を切り出し、

機械ではなく職人さんの手で加工される貴重な機会がありましたので、

紹介していきたいと思います

 

※構造材

建物を構築するための骨組みになる部材のこと

柱や梁、土台、桁、筋違いなどのことを指します

 

え?プレカット材??とは?

と思われた方、いらっしゃいますよね

 

まずは現在広く使われているプレカット材についてさらっと解説✨

「プレカット」(事前に(プレ)切断(カット)するという意味)とは、

木造住宅建築において広く普及している木材のカット・加工方法です

 

この工法は、工場で事前に構造木材を正確にカットしておき、現場で組み立てることで

工期の短縮やコスト削減を実現します

具体的な特徴としては以下の4つです

①工期の短縮

従来の※木造軸組工法では、職人が現場で木材を切断・加工していましたが、

プレカット工法では専門工場でミリ単位の精度でカットされた木材を使用します

そのため、現場での加工時間を大幅に短縮できます

 

②コスト削減

プレカット工法では廃材が少なく、人件費の削減も期待できます

 

③安定供給

品質の高い木材を工場で加工するため、安定した品質の木材を供給できます

 

④防腐防蟻処理で耐久性アップ

プレカットの段階で防腐防蟻処理を施すことで、木材の耐久性を向上させられます

 

何だかいいことづくめの材料ですね~🤓

土屋建材店の現場でもこのプレカット材が広く使われています

現在の新築住宅の工期はどこの工務店さんでもだいたい3~6カ月程度と言われていますが

この工期短縮の裏には、材料にも工夫がされていたんですね(☆▽☆)

プレカット材ついては、また改めて掲載したいと思います!

 

では本題の大工さんの手仕事で造られる構造材について見ていきましょう

大きな木材から、必要なサイズを切り出すためには、サイズを測ってカットする

必要がありますね✂️

 

その時に使うのがこちらの墨壺

本来は木製で、大工さんが自分で作っていた道具の一つです

実用的でシンプルなものから、縁起を担いで鶴や亀の彫刻を施したものまで

さまざまな墨壺があるそうです🐢

最近では、コンパクトで自動で糸を巻き取る機能を備えた墨壺が販売されています

 

 

墨壺とは、大工さんが定規を使わずに、直線を引くための道具です

糸を巻き取るハンドルと墨付けボタン、糸ガイド、カルコ(軽子)の複数のパーツ

から成り立っています

「池」と呼ばれる場所には、建築用墨汁を浸した真綿が入っています

真ん中に糸が垂れているのが見えるでしょうか?

👆建築用墨汁

 

 

実際に線を引く様子がこちら👇

位置を決める

 

始点にカルコを刺す

 

そのまま引っ張るよ~

 

終点で糸を軽く押えて

 

反対の手で糸をつまんで弾く

 

 

線が引けました

 

細かい箇所の線を引くときは、墨差しを使います

 

墨差しとは竹でできていて、片方の端はヘラ状に、もう片方はペン状になっています

 

現在は通販でも購入できる道具ですが、昔は大工さんたちが自分で作っていたそうです

 

次は加工に使う道具です

最近では充電式やエア工具と言われる、電動工具が主流です

 

例えば、ネジ締めや穴あけに使用される充電式インパクトドライバーは

パワフルな電動工具で、手元の操作に集中できるように軽量で設計されています

実際使ったことがありますが、女性でも片手で持てる重さで、LEDライトが点灯

するので作業中の手元が明るくて使いやすかったです

 

トリガーを引くと回転しながらネジが締められます

曲がったり、やり直しをしたいときには回転方向を切り替えてネジを抜くことができるので

この電動工具ひとつでぶきっちょなわたしでも、簡単にネジを締められました

 

今回使う道具は電動工具ではなくこちら

左から、先切金槌(さっきりかなづち)

片方が細く尖った形になっており、釘締(釘を材に埋めるように打ち込む)に使います

釘打ち用の平らな面は、反対側より重たいので釘の打込み時に安定しやすいです

 

その隣の両口玄能(りょうぐちげんのう)

頭部は両方叩くことができる形状になっています

片側は「木殺し面」と呼ばれ、よく見ると少し膨らんだ形状になっています

その為、釘を叩いた時に釘周りの木材を傷つけません

 

と、それぞれの形状にはちゃんと意味があるんですね

 

右側ののこぎりは、どちらも両刃のこぎり

両方に刃が付いたもので、縦挽きと横挽きの刃が付いています

刃先はそれぞれアサリと呼ばれる構造がなされていて、切り粉が外に出される

構造になっています

 

次回は作業の様子についてお伝えいたします╰(*°▽°*)╯