その「節水テク」、間違いです!【第1回】
12月も半ば・・・そろそろ年末がやってきますね🎍
来週からは冷え込みが強くなるそうですので
寒さ対策をしっかりして、良い来年を迎えましょう😸
人が増えると、当然使用する電気や水、ガスも増えますよね😅
今日はその中でもトイレで使用する「水」の節約の
ウソ?ホント?についてお伝えしていきます
水資源を大切にするためにも、水道代の節約のためにも、「節水」はとても重要です
ネットやテレビでも頻繁に節水テクニックが紹介されていますが
中には疑ってかかったほうがいいものも……。
巷で噂の節水テクのあれこれを、〇✖クイズ形式で解説していきます
正しい節水の知識を身につけて、快適でエコな生活を目指しましょう
第1回はトイレの節水テクです!
Q:トイレのタンクにペットボトルを入れると節水になる?
かつてテレビなどで紹介され、今でもSNSで多くの「いいね👍」がつく節水方法があります
それは「トイレのタンクに大きめのペットボトルを1~2本入れるとタンク内の水が
少なくて済むため節水になる」というもの
しかし、これは✖!
確かに一度に流す水の量は減りますから、節水に有効な印象を与えますが
トイレはタンク内の水がしっかり流れることで、排泄物やトイレットペーパーを
完全に流すように設計されています(●’◡’●)
仮に2Lのペットボトルを2本入れると、流れる水の量が4L少なくなります
一方、トイレのタンクは2001年ごろまでの製品は約13Lで
2002年から2006年ごろまでは約8Lでした
流す水が4L少なくなると、13L必要な設計の便器では残り9L
8Lの便器ならば残りは半分になってしまいます
これでは、流すものの量が少ない場合はまだ流れるとしても
多い場合は途中で止まったり詰まったりする可能性があります
ですから、この節水テクは間違っていると言っていいでしょう(>人<;)
Q:流すときはいつも「小」モードでいい?
同じく、「流すときはいつも『小』モードで十分」という説もありますが
これも✖です😭
用を足すときに、小だったら洗浄も「小」モードで、大だったら洗浄も「大」モードで
流すものだと思っている方は多いのではないでしょうか?
そもそもそれが間違いなのです
「小」モードと「大」モードでは、およそ5Lも水量が違います
実は「小」モードは尿“だけ”を流すために設定されたもの
「小」モードで流したあと、トイレットペーパーが流れ切らずに
便器の底に残っていることはありませんか?
もう一度流さなければいけなくなれば、かえって水を無駄にしてしまいます😵
また、トイレットペーパーを大量に使えば「小」モードでは流れずに
詰まりの原因になってしまいます
ですから、用を足したときは小であろうが大であろうが
トイレットペーパーを使用したら「大」モードで流すのが正解なのです👍
どのトイレも、しっかり洗浄するために必要な水の量が設計されています
タンクにペットボトルを入れるのも、いつも「小」モードを使うのも使う水の量を
減らす方法ですから、それを実践すると故障につながってしまうのは明白ですね
Q:給水管の止水栓をドライバーで絞ると節水になる?
これは✖です😨
水道からタンクにつながる給水管の止水栓をマイナスドライバーで絞ると
節水になるという説をSNSなどで見かけますが、まったく根拠がありません
トイレのタンクの容量はあらかじめ決まっていますから、そこに溜まる水の量は変わりません
タンクが満水になるまでの時間が長くなるだけです⏰
Q:最新型にリフォームすると大幅節水になる?
これは〇!大正解です💐
トイレの節水には、特に10年以上前のトイレの場合
最新のトイレにリフォームすることが最も効果的です🌟
2001年までのトイレのタンク容量は約13L、それ以降の製品では約8Lです
ちなみにLIXILでは、さらに少ない水量で流せるECO6、ECO5という節水型の製品があります
ECO6は「大」モードが6L、「小」5Lで、ECO5は「大」5L、「小」3.8Lとなっています
例えば、上下水道料金が1立方メートルあたり265円(税込)の場合
4人家族(男性2人、女性2人)がそれぞれ1日に大を1回、小を3回するとして
ECO6製品を使用すると、13Lタンクより年間約12,000円も節約できます
8Lタンクと比べても約4,300円の節約です✨
さらに、ECO5製品を使用すると、13Lタンクでは年間約13,800円
8Lタンクでも約6,300円の節約になります👛
※2022年7月調べによる日本国内の代表情報に基づき算出しています。地域、時期、契約条件等により違います。
※上記の単価に基づき算出した節約金額は、あくまでも目安であり、ご使用方法などにより異なります
そんなトイレリフォームは、ネットで安価な製品を探し、自分で取り付ければ
費用も大幅に節約できるように思えますが、適切な知識がないまま行うことは
絶対にやめましょう
なぜなら、配管の組み立て順序やパーツの知識がないと、水漏れの原因になるからです
自分で行ってパッキンの取り付けを忘れたり、締め付けが不十分だったりすると
トイレ内に水がたまり、床の腐食などの問題を引き起こす可能性があります
床材が水を吸収して膨らみ、見えない場所でカビが発生する危険性もありますよ
また、トイレの給水管は時間の経過とともに尿に含まれる成分が固着して
狭くなる可能性もあります
専門のリフォーム業者に依頼すれば、このような配管のチェックも行ってくれます
節約のために自分でリフォームにチャレンジしたはずが、トラブルが発生し
逆に高額の修理費用がかかる可能性もあります(⊙o⊙)
家は長く住み続けるもの🏠
自分で手を入れるのは自信を持ってできる範囲にとどめておきましょう😄
節水型のトイレは各メーカーに取り揃えがあります
TOTO
・ネオレスト
・レストパル
※画像はTOTOカタログよりネオレストRS
パナソニック
・アラウーノ
※画像はpanasonicカタログよりアラウーノ
LIXIL
・サティス
・フロートトイレ
※画像はLIXILカタログよりサティス
ジャニス工業
・スマートクリン
・キュアーズ
※画像はジャニス工業カタログよりスマートクリン
土屋建材店では、どちらのメーカーの商品も取り扱いしております
ご相談やお見積りは無料ですので、お気軽にご連絡くださいね(●ˇ∀ˇ●)
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