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【三次市 注文住宅】どれだけあればいい?食料品の備蓄場所をつくる

2024.08.13 お役立ち情報

8月8日に宮崎県で震度6弱の揺れを観測したマグニチュード7.1の地震が発生しました

気象庁は、南海トラフ地震の想定震源域で大規模地震が発生する可能性が普段より

高まっているとして、臨時情報を発表しました

 

現在のところ、地殻変動や地震活動に特段の変化は観測されていませんが、

引き続き巨大地震への注意が必要です

 

といっても、一体何に注意すればいいのかとにかく不安な方もたくさん

いらっしゃるのではないでしょうか

 

今日は、まず自分たちができる身近な対策、「備蓄食料」について

取り上げていきます

 

災害時に備えて、食糧の準備はされていますか?

水はどのくらい必要?

どんな食料を準備すればよい?

もちろん準備が必要とわかっていながらも、どういったものをそれくらい

用意しておけばいいのか迷ってしまい、準備が出来ていない方も多いのでは

ないかと思います

 

今回は、キッチンでおすすめの食糧備蓄方法を具体的に紹介します

 

大災害発生時、電気、水道、ガスといったライフラインは大災害発生直後には停止し、

利用が困難になります

1995年の阪神淡路大震災、2011年の東日本大震災、2018年北海道胆振東部地震では

各ライフラインの復旧までの日数は図のようになっています

 

これらを見ると、電気が一番早く復旧し、次いで水道、最後にガスという順番になっています

以前は備蓄は3日分で十分といわれていましたが、南海トラフ巨大地震対策によると、

大規模な災害を想定した場合は、1週間以上の水や食料の備蓄が必要だと専門家は

指摘しています

 

1.電気

電気はライフラインの中で、比較的早く復旧します

ガスコンロの代替品となるIHクッキングヒーターやIH対応調理器具、

電気ポットがあると便利です

 

2.水道

水に関しては、1人1日3リットルが目安と言われています

3リットル×7日×家族人数分の用意があると安心です

水道が復旧しない間は、給水車から水をもらえる場合もあります

 

東日本大震災の際に、我が家は幸運なことにライフラインは何とか無事でした

 

しかし、同じ市内に住む多くの人たちは断水しており、寒い中、給水車のある公園

で長時間水をもらえるまで並んでいました

広い公園なので、駐車場まで持って戻るのも、自宅へ戻るのもとても大変そうです

 

そんなとき便利なのが、家庭用水タンクやキャリーカートです

 

家庭用水タンクは折り畳み式もあり100円均一店でも手に入りますので

用意されておくといいかもしれません

また、荷物の運搬をラクにしてくれる折りたたみキャリーカートも便利ですよ

キャンプ用品取扱店などで販売しています

3.ガス

ガスの復旧は遅くなることから、必需品として準備しておきたい防災グッズが

「カセットコンロ」です

そしてカセットコンロ利用のためのガスボンベを多く備蓄しておく必要があります

備蓄しているレトルト食品などをさらにおいしく食べるために、カセットコンロは

とても重宝します

普段の鍋用に準備されているご家庭も多いと思いますので、カセットボンベの買い置き

を少し多め(15~20本)にして災害時に備えましょう

(カセットボンベは1本で約60本使用可能)

 

また、冬季の場合は寒さ対策が必要になることから、ガスストーブ以外の暖房器具も

あると安心です

 

 

キッチンではローリングストックがおすすめ

2017年ウェザーニュースが全国1.3万人と避難行動の実態を調査しました

「避難場所に避難したことがありますか?」などの質問を行い、調査の結果、

避難経験率は全国平均で7%となり、最も割合が多かったのは2016年に大地震に

見舞われた熊本県で46%と約半数になりました

 

また、避難すべき状況においてしなかった割合は、全国平均で10%にのぼりました

ライフラインが止まっていても自宅が倒壊していない限りは、避難所よりも自宅で

過ごすことが多いことが分かりました

 

1週間分の食料となると、何をどう買い揃えればいいか、想像もつかないという人も

いらっしゃるのではないでしょうか

備蓄というと、長期保存可能な特別な食材【非常食】を保存しておくという

イメージがあると思います

 

そして、備蓄食品はたくさんあるほど安心と思いがちですが、普段食べない食品を

備蓄としてしまい込むと賞味期限が切れてしまったことに気付かないことがあり、

その場合いざという時に役に立たず、また、食べ物を無駄にすることになってしまいます

もちろん非常食も必要なんですが、キッチンではいつも使う食材を多めに購入し、

食べた分だけ買い足していく「ローリングストック」がおすすめです

 

「ローリング」=回転させながら  「ストック」=蓄えておく 備蓄法です

 

ローリングストックのメリット

非常時にも食べられる食品を多めに備蓄し、日々の暮らしの中でその備蓄した食材を

食事に取り入れ、食べた分だけ買い足していくので買い物も基準がわかりラクになります

 

災害時でも「慣れたいつもの味」の食事がとれるのはストレス軽減にも役立つと

言われています

また、食べた分だけ補充するので賞味期限切れも防ぐことができます

 

ローリングストックのポイント

災害時最初の3日間は冷蔵庫、冷凍庫の中の食材を使い、残りの4日間を

ローリングストックで蓄えた食材を使います

ローリングストックは消費期限1年程度保存できる食材を準備しておきましょう

(乾物、乾麺、缶詰、レトルト食品、インスタント食品、お菓子など)

備蓄食材の消費期限の順番がおかしくならないよう、使う際には必ず一番古いものから

使うようにしましょう

 

収納場所はキッチンの引き出し1つなど「食材庫」と決め、専用にすることで

在庫管理が楽になります

食材別に箱で仕切ると管理がしやすく収納できます

食材の量の目安

1食分の食材×3回×4日×家族の人数

■米、もち

■めん類(乾めん、スパゲティ、インスタントラーメン)

■粉物(小麦粉、ホットケーキミックス)

■レトルト食品(おかゆ、カレー、パスタソース類)

■缶詰(鮭、サバ、ツナ、コンビーフ、大豆、トマト、フルーツ)

■汁物(インスタントみそ汁、スープ、春雨)

■乾物(のり、わかめ、鰹節、ふりかけ)

■菓子類(チョコレート、飴、補助栄養食品) など

 

いつも食べなれた味を準備しておく

わが家は、普段から実家の母が乾麺や缶詰などを送ってきてくれていたおかげで、

特に備蓄を意識していませんでしたが、東日本大震災時には食べるものについて

そんなに困ることはありませんでした

でもたくさん備蓄しているわけでもないので、食べればもちろん減っていく、

減っても買い足す場所がないということが、とにかくストレスでした

 

震災発生から2カ月もすると、ある程度スーパーに品物が入るようになって

食料不安は収まりましたが、欲しいものがいつも買えるようになるまでは

結構時間がかかったように思います

 

災害時はそれでなくてもストレスの多い環境です

必要な食糧以外だと、「嗜好品」のお菓子やジュースも大切でした

チョコレートやクッキーなどは腹持ちもいいし、甘いものを食べると

気持ちが落ち着くような気がしました

 

平素はあまり食べないようにしていますが、非常時は気持ちが落ち着かない

ことも多いですし、少し口にすると安心するので、ぜひ備蓄食料のリストに

加えてほしいなと思います

非常食にお菓子を!

 

子どもや高齢者がいる家庭では災害時にストレスで、食欲が落ちてしまうことも

あるようなので、お子さんの好きなお菓子や食べなれた味なども備えておきましょう

マヨネーズ、ソース、香辛料など自分が日々食べなれている調味料も用意しておくと安心です

 

ローリングストックはいつも買う食材を少しだけ多めに用意すればいいので、金銭的にも

無理なく続けていけると思います

 

ペットと一緒に暮らしている方は、ペットのごはんやおやつなども一緒に備蓄しておくと

いいですね